《出席者》15名 《投句》5名《一般投句》2名 参加合計22名
席題『カメラ』 崎山 喬選 |
(佳句) |
紅顔の青年今は影も無く |
ひろし |
デジタル化されて印画紙懐かしい |
ひろし |
胃カメラが現場押えた不摂生 |
誠一 |
デジカメも古くさくしているスマホ |
時雄 |
その昔ライカを自慢そうに持ち |
玄也 |
(秀句) |
泣き笑い我が家の歴史知るカメラ |
征治 |
(軸吟) |
ヤシカ製四十年を共に生き |
喬 |
共選A『消す』 太田としお選 |
(佳句) |
重責を果し去る身のガソリン車 |
はじむ |
未だ消えぬ焦った時の国訛り |
せいじ |
帳消しに出来ぬ不倫の落とし前 |
和幸 |
初恋のいまだに消えぬ顔かたち |
輝好 |
もう失せと言いたい不甲斐ない野党 |
はじむ |
(秀句) |
力瘤いつしか消えて老いを知る |
大朔 |
(軸吟) |
申し訳ない死んでお詫びを致します |
としお |
共選B『消す』 喜田征治選 |
(佳句) |
消去キー押しても消えぬ一ページ |
雅明 |
重責を果し去る身のガソリン車 |
はじむ |
自分史に消し度い過去がふたつある |
章司 |
座禅組んでみても煩悩消え去らず |
玄也 |
友百態黙ってひとりまた消えた |
公誠 |
(秀句) |
老妻の寝息にそっと灯り消す |
時雄 |
(軸吟) |
創作のノートに没句消えたまま |
征治 |
兼題 『地方』 今田和宏選 |
(佳句) |
都落ち行く先々にあるドラマ |
雅明 |
郷土食豊かに盛った道の駅 |
玄也 |
古里もどきぼくの愛する小京都 |
大朔 |
紅白の夢捨てきれぬどさ廻り |
雅明 |
東京の磁力に地方溶けてゆく |
時雄 |
(秀句) |
過疎化する郷に帰れと泉下から |
淳 |
(軸吟) |
過疎に来て過疎の渇きが身に沁みる |
和宏 |
互選句 『いそいそ』(数字はそうりゅう会員投票数) 青字はとうりゅう会員 |
④鼻唄が聞こえる妻の化粧室 |
淳 |
⑤手をつなぐ揺れたハートが懐かしい |
ヨシ |
⑥初入閣スキップしたいモーニング |
誠一 |
⑦シナリオをしっかり胸に初デート |
みのる |
⑧いそいそがとぼとぼになる淀の駅 |
恵勇
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⑩クラス会昔の夢に会いに行く |
章司 |
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