《出席者》17名 《投句》5名《一般投句》3名 合計25名
席題『旅』 升成 好選 |
(佳句) |
旅先で聞き入っている土地民話 |
玄也 |
朝市の訛りに融けてゆく旅情 |
誠一 |
何かある歩き遍路で四国路へ |
としお |
退院をしたらと妻は旅プラン |
玄也 |
ひとり寝を侘しく思う旅の宿 |
時雄 |
(秀句) |
旅の果て三途の川で足洗う
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時雄 |
(軸吟) |
まだ要らぬ黄泉への旅の時刻表 |
好 |
共選A『洗う』 島田誠一選 |
(佳句) |
定年の駅で汚れた手を洗う |
和宏 |
洗い髪かわく間にさめた愛 |
敏彦 |
酸欠のこころを洗う青い空 |
恵勇 |
蕺草の白に邪心を洗われる |
和宏 |
木漏れ日のシャワーでみそぎする心 |
好 |
(秀句) |
今日洗う明日はいつでも白い画布 |
好 |
(軸吟) |
罪みんな洗うつもりの写経筆 |
誠一 |
共選B『洗う』 井上輝好選 |
(佳句) |
手洗いを幼稚園児に教えられ |
せいじ |
歳月が洗い流したわだかまり |
好 |
洗っても拭い切れない被災跡 |
はじむ
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孫世代洗濯板も死語になる |
せいじ |
職去れば炊事洗濯上手くなる |
明次 |
(秀句) |
幼子の笑顔に心洗われる |
大朔 |
(軸吟) |
洗っても落とし切れない心傷 |
輝好 |
兼題 『真っすぐ』 今田和宏選 |
(佳句) |
まっすぐな額を斜めに見てピカソ |
誠一 |
まっすぐに生きた証の向う傷 |
大朔 |
ひねくれたカーブで生かすストレート |
大朔 |
寒椿ポトンと苔の上に落ち |
和幸 |
人並の幸せ捨てて挑む金 |
敏彦 |
(秀句) |
真っすぐに生き真っ白な備考欄 |
好 |
(軸吟) |
産地直送朝の玉子をポンと割る |
和宏 |
互選句 『魅力』 (頭の数字は得票数) |
⑤多機能より使い勝手と値に惹かれ |
誠一 |
⑥人柄に根の明るさが心打つ |
喬 |
⑥富士山の外せぬ魅力綿帽子 |
はじむ |
⑦温かい癖字に火傷してしまう |
和宏 |
⑦魅力ある人の周りに花が咲く |
玄也
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⑨男前生かす術なし馬の脚 |
雅明 |
⑨喋ったらあかん魅力が台無しや |
恵勇 |
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