《出席者》15名 《投句》7名《一般投句》5名 合計27名
席題『肉』 木津和 敏彦選 |
(佳句) |
エスプリを効かすと皮肉通じない |
恵勇 |
緊張で喋る言葉が肉離れ |
はじむ |
贅肉の厚み万年雪となる |
時雄 |
介護の手老いた肉体いとおしむ |
恵勇 |
憧れは酒池肉林で会費なし |
としお |
(秀句) |
朱肉の印が余白に映える水墨画
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好 |
(軸吟) |
歳につれ上がる生え際下がる肉 |
敏彦 |
共選A『怒る』 太田としお選 |
(佳句) |
騙された君が悪いと怒られる |
誠一 |
鬱憤は皿一枚を割って済み |
玄也 |
怒らなくなって冥土が近くなる |
和宏 |
怒るより叱り納得する言葉 |
喬 |
切れる親子供は親を選べない |
征治 |
(秀句) |
軽々と土下座するから許せない |
和宏 |
(軸吟) |
怒られるうちが華よと諭される |
としお |
共選B『怒る』 前川 淳選 |
(佳句) |
怒られるうちが華よと諭される |
としお |
怒るのもお前のためと恩にきせ |
公誠 |
沸点の手前で笑顔見せてやり |
恵勇
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軽々と土下座するから許せない |
和宏 |
人類のわがまま怒る大自然 |
雅明 |
(秀句) |
ガミガミの男の背なは隙だらけ |
和宏 |
(軸吟) |
パワハラと叱責の境はどこだ |
淳 |
兼題 『ささやか』 村上玄也選 |
(佳句) |
波風を立てぬ程度についた嘘 |
敏彦 |
葉書より安い利息の知らせ来る |
征治 |
瀬戸の海豊かになれと稚魚を撒く |
憲 |
ささやかに生きる一人のゴミ袋 |
好 |
ささやかな店に脈々古都の味 |
大朔 |
(秀句) |
回転鮨で金婚祝やりました |
としお |
(軸吟) |
ささやかに再再婚の披露宴 |
玄也 |
互選句 『タイトル』 (頭の数字は得票数) |
④字幕には訳者の思いそっと込め
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信雄 |
④職終えてスローライフの今無冠
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はじむ |
④題名で買ったが書架に積んだまま
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大朔 |
④定年後女房に譲る家長の座
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せいじ |
⑤タイトルに似合う役者の名演技
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明次 |
⑥人生に題をつければしんぼうか |
道章
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⑦タイトルの汗を矜持として生きる
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和宏 |
⑧中身よりタイトルだけが威張ってる
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輝好 |
⑨タイトルを手にしてからの不眠症 |
玄也 |
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