《投句》20名《一般投句》2名 合計22名 (コロナ禍のため投句句会)
席題『やばい』 谷川 憲選 |
(佳句) |
当てもなく赤字国債行く末は |
河邉滋郎 |
やばい話を止めるつもりが仲間入り |
田所英雄 |
人生の岐路幾たびも間違えて |
西谷道章 |
「どっこいしょ」掛け声付きの日々の所作 |
岩西信雄 |
「よろしく」と言われて貰うやばい金 |
和住明次 |
(秀句) |
壊れそうな地球がもがく温暖化 |
寺川はじむ
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(軸吟) |
政権にボロが次々やばくなる |
谷川 憲 |
共選A『粗末』 喜田征治選 |
(佳句) |
はっきりと言えば傷つく人がいる |
太田としお |
拾わない一円玉に睨まれる |
谷川 憲 |
人事部の壁から漏れてくる秘密 |
田部和幸 |
目張りぬけ隙間を通り刺す寒気 |
西谷道章 |
粗食でも銚子一本あれば好い |
和住明次 |
(秀句) |
わが家には我が家の訓え粗酒粗肴 |
戻今田和宏 |
(軸吟) |
熱々のメシ味噌汁にお漬物 |
喜田征治 |
共選B『粗末』 崎山 喬選 |
(佳句) |
はっきりと言えば傷つく人がいる |
太田としお |
写真入り皿一枚の引き出物 |
喜田征治 |
舶来と思い我慢のチャイナ製 |
田部和幸 |
昭和っ子粗末にすなと躾けられ |
井上輝好 |
テレワーク我が家の粗食身に染みる |
成田せいじ |
(秀句) |
粗末には出来ぬスペアのない寿命 |
今田和宏 |
(軸吟) |
もの大事粗末にするな亡父弁 |
崎山 喬 |
兼題 『歩く』 今田和宏選 |
(佳句) |
この春の常より広い散歩道 |
奥 時雄 |
巣籠りもチョット歩いてリフレッシュ |
和住明次 |
肩書が歩く姿を変えている |
和住明次 |
追い越せば百合でなかったバックシャン |
田部和幸 |
君の笑顔ちょっと見たさに遠回り |
岩西信雄 |
(秀句) |
ノーサンキューエスカレーターエレベーター |
米井とみこ |
(軸吟) |
自我すこし削って天涯を歩く |
今田和宏 |
互選句 『どっしり』 (頭の数字は得票数)
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⑧基地デンと居座るオキナワの無念
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今田和宏
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⑧どっしりとカカア天下が家守る |
和住明次
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⑩子育てを終えた女房の肝っ玉
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成田せいじ
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⑪不戦勝今日は安堵の土俵下
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田部和幸
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⑪山門で睨みをきかす仁王像
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村上玄也 |
⑪上役の視線気にせぬマイペース |
米井とみこ |
⑮震度三騒がぬ妻にしがみつく |
喜田征治 |
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