《投句》21名《一般投句》2名 合計23名 (コロナ禍のため投句句会)
| 席題『ギャグ』 西谷 道章選 |
| (佳句) |
| 親父ギャグへ孫お愛想のつくり笑み |
はじむ |
| 古いギャグ客の笑いは苦笑い |
時雄 |
| ギャグに生きコロナに散ったコメディアン |
和宏 |
| ギャグ一発吹きだしたのは自分だけ |
はじむ |
| 火に油ギャグのつもりで言うたブス |
征治 |
| (秀句) |
| 言うたあと解説が要るおやじギャグ |
玄也 |
| (軸吟) |
| 人生はギャグそのものと苦労人 |
道章 |
| 共選A『乱れる』 寺川 はじむ選 |
| (佳句) |
| 添え書きの乱れ気になる年賀状 |
明次 |
| パーペースあの一言で乱れだす |
英雄 |
| 乱筆を味ある字だと評価され |
敏彦 |
| 乱れても縺れはしない胸の内 |
道章 |
| 泌尿器科こっそり行けば美人女医 |
和幸 |
| (秀句) |
| 人柄が透けるグラスの乱反射 |
和宏 |
| (軸吟) |
| さり気ない髪の乱れに見る色気 |
はじむ |
| 共選B『乱れる』 谷川 憲選 |
| (佳句) |
| 除夜の鐘乱れた暮らし置いてゆく |
英雄 |
| 乱世を知恵で手にした天下人 |
征治 |
| 乱れないとても楽です丸坊主 |
としお |
| 幸せなのか乱れを知らぬアリの列 |
はじむ |
| 友からの無音にこころ揺れ動く |
雅明 |
| (秀句) |
| 何かある乱れた文字の走り書き |
玄也 |
| (軸吟) |
| 真面目な人お酒過ごして出る本音 |
憲 |
| 兼題 『代表』 村上 玄也選 |
| (佳句) |
| 子会社の代表庶務も兼務する |
敏彦 |
| 代表より顔役威張る老いの会 |
明次 |
| 選ばれて花見の茣蓙を敷きに行く |
和幸 |
| 代表代行何とも言えぬ役回り |
淳 |
| みんな逃げいつも兄ちゃん怒られる |
和幸 |
| (秀句) |
| 代表の二字が名刺を重くする |
滋郎 |
| (軸吟) |
| ご代表と呼ばれ若輩先焼香 |
玄也 |
| 互選句 『梅』 (頭の数字は得票数) |
| ⑤梅一輪咲いて天下の春を知る |
淳 |
| ⑤梅の花東風吹かずともいい匂い |
旅人 |
| ⑤塩梅の良いことばかり祈願する |
公誠 |
| ⑤天然のうなぎであれば梅で良い |
時雄 |
| ⑥ライバルの絵馬も一緒に天神社 |
憲 |
| ⑧不揃いの父のおにぎり中に梅 |
敏彦 |
| ⑨梅一輪部屋で客待つおもてなし |
明次 |
| ⑩宅配にほんのり匂う郷の梅 |
雅明 |
| ⑩天神に花の匂いと受験生 |
輝好 |
| ⑭奥ゆかし桜に主役譲る梅 |
征征治治 |
| ⑯梅干しにどこか似てきた妻の顔 |
とみこ |
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