《投句》23名 (コロナ禍のため投句句会)
特別課題『若 い』 太田としお選 |
(佳句) |
若作りしても隠せぬ肌の艶 |
敏彦 |
家事育児仕事飲み会あとスマホ |
とみこ |
お若いと言われて妻の有頂天 |
征治 |
故郷では傘寿過ぎても若手です |
憲 |
モノクロの写真で若さ懐かしむ |
滋郎 |
(秀句) |
若さゆえ左右の意見絡みつく |
道章 |
(軸吟) |
年金で芸者遊びは夢の夢 |
としお |
共選A『相 談』 井上 輝好選 |
(佳句) |
相談と云って答えは決めている |
滋郎 |
深刻な事は一人で考える |
和幸 |
金策の相談ならば聞き流す |
滋郎 |
お財布と相談したら何時もノー |
せいじ |
相談に行って小言を聞かされる |
玄也玄也玄也 |
(秀句) |
相談をすべきか否か相談す |
旅人 |
(軸吟) |
覆す相談ずくでやったのに |
輝好 |
共選B『相 談』 前川 淳選 |
(佳句) |
相談のソの字も無くて消えた妻 |
和宏 |
アドバイスし過ぎ重荷を背負う羽目 |
はじむ |
相談に乗っても腹は決めていた |
喬和幸 |
妻に先ず相談せんと叱られる |
玄也 |
金策の相談ならば聞き流す |
滋郎 |
(秀句) |
火傷せぬ距離で悩みを聴いている |
はじむ |
(軸吟) |
相談に明け暮れ何も決まらない |
淳 |
兼題 『恥じる』 村上 玄也選 |
(佳句) |
恥じらいにちょっと可愛い色気見せ |
征治 |
恥を承知で言うたひと言座が和む |
はじむ |
こんな事恥ずかしながら知らなんだ |
輝好 |
恥じらいを描いて夢二の絵が冴える |
和宏 |
恥じる事捨てて土下座も板に付く |
英雄 |
(秀句) |
大口を叩いてばかりいた昔 |
敏彦 |
(軸吟) |
間違いを知ったかぶりで喋ってた |
玄也 |
互選句 『海』 頭の数字は得票です |
④思い起こせばあの一言で波に乗る |
はじむ |
④隣国と争い絶えぬ日本海 |
滋郎 |
④海に土入れさえすれば基地になる |
高遠 |
⑤海を越えビザ無し渡航オットセイ |
茂 |
⑦椰子の実は一つプラごみたんと来る |
和幸 |
⑦海だとてミサイル許す訳でない |
時雄 |
⑧サンプルに騙され頼む海老フライ |
せいじ |
⑨苦苦し海を隔ててすぐロシア |
としお |
⑪僕の朝海の向こうの翔タイム |
英雄 |
⑪穏やかであってと願う日本海 |
玄也 |
⑭海の幸いっぱい母のちらし寿司 |
憲 |
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