そうりゅう会 句会入選句 
 
第282回 そうりゅう会 11月度句会分)  令和4年11月

    《投句》23名    (コロナ禍のため投句句会) 
 
  特別課題『若 い』   太田としお選 
     (佳句)
 若作りしても隠せぬ肌の艶 敏彦
 家事育児仕事飲み会あとスマホ とみこ
  お若いと言われて妻の有頂天 征治
 故郷では傘寿過ぎても若手です
 モノクロの写真で若さ懐かしむ 滋郎
         (秀句)  
 若さゆえ左右の意見絡みつく 道章
         (軸吟)
 年金で芸者遊びは夢の夢 としお
      共選A『相 談』 井上 輝好選 
         (佳句)
 相談と云って答えは決めている 滋郎
 深刻な事は一人で考える 和幸
 金策の相談ならば聞き流す 滋郎
 お財布と相談したら何時もノー せいじ
 相談に行って小言を聞かされる 玄也玄也玄也
          (秀句)
 相談をすべきか否か相談す 旅人
          (軸吟)
 覆す相談ずくでやったのに 輝好
     選B『相 談』  前川 淳選  
    (佳句)
 相談のソの字も無くて消えた妻 和宏
 アドバイスし過ぎ重荷を背負う羽目 はじむ
 相談に乗っても腹は決めていた   和幸
 妻に先ず相談せんと叱られる 玄也
 金策の相談ならば聞き流す 滋郎
     (秀句)
 火傷せぬ距離で悩みを聴いている はじむ
           (軸吟)
 相談に明け暮れ何も決まらない
     兼題 『恥じる』  村上 玄也選
       (佳句)
 恥じらいにちょっと可愛い色気見せ 征治
 恥を承知で言うたひと言座が和む はじむ
 こんな事恥ずかしながら知らなんだ 輝好
 恥じらいを描いて夢二の絵が冴える 和宏
 恥じる事捨てて土下座も板に付く 英雄
    (秀句) 
 大口を叩いてばかりいた昔 敏彦
    (軸吟)
 間違いを知ったかぶりで喋ってた 玄也
  互選句  『海』  頭の数字は得票です             
④思い起こせばあの一言で波に乗る はじむ
④隣国と争い絶えぬ日本海 滋郎
④海に土入れさえすれば基地になる 高遠
⑤海を越えビザ無し渡航オットセイ
⑦椰子の実は一つプラごみたんと来る 和幸 
⑦海だとてミサイル許す訳でない 時雄 
⑧サンプルに騙され頼む海老フライ せいじ
⑨苦苦し海を隔ててすぐロシア としお
⑪僕の朝海の向こうの翔タイム 英雄 
⑪穏やかであってと願う日本海 玄也
⑭海の幸いっぱい母のちらし寿司