そうりゅう会 句会入選句 
 
第292回 そうりゅう会 9月度句会分)  令和5年9月

    《投句》22名    (コロナ禍のため投句句会) 
 
  特別課題『おかげ』   田部 和幸選 
     (佳句)
 朝夕に妻のおかげと低姿勢 公誠
 九条のおかげのんびり平和ボケ はじむ
  非力でもフォローの風でホームラン 明次
 おかげさま定年無いと妻の弁 はじむ
 犬までも柄杓くくられ伊勢参り
         (秀句)  
 年金のお陰で憩うウサギ小屋 はじむ
         (軸吟)
 お持たせのお酒が美味い友が来る 和幸
      共選A『怪 我』 米井 とみこ選 
         (佳句)
 永年の勤め怪我なく出世なく 英雄
 同窓会焼き木履に火を付けて 信雄
 無理矢理に怪我も承知で我を通す 明次
 一センチの敷居に転ぶ爺と孫 和幸
 膝小僧怪我する度に子は育つ 玄也滋郎玄也
          (秀句)
 薔薇の花近づきすぎて怪我をした 旅人
          (軸吟)
 孫の怪我爺じ唾つけ叱られる とみこ
     選B『怪 我』  木津和 敏彦選  
    (佳句)
 大怪我はよその子と知りほっとする 征治
 早耳で掴んだ株は半値以下 公誠
 孫の怪我爺じ唾つけ叱られる    とみこ和幸
 無意識の慣れと油断は怪我の元 輝好
 妻に完敗傷薬にはコップ酒 信雄
     (秀句)
 怪我で済み良かったなどと他人事 時雄
           (軸吟)
 エンジェルス高給取りは怪我ばかり 敏彦
     兼題 『奏でる』  今田 和宏選
       (佳句)
 コスモスを揺らし奏でる秋の風 明次
 花畑色が奏でるハーモニー 旅人
 哀愁の昭和奏でる古賀ギター 征治
 最初から音程狂たまま終わる 玄也
 指揮棒の汗が奏でる大ホール はじむ
    (秀句) 
 清貧を鳴いてくれるな腹の虫 和幸
    (軸吟)
 九月になれば九月の音符つむじ風 和宏
  互選句  『サミット』  頭の数字は得票です             
⑤サミットが終わり支持率急降下 せいじ
⑤サミットに入れて貰って上機嫌
⑤財分配妻が主宰のサミットで 信雄
⑤つかの間の息抜きサミットが笑う 和宏
⑥我が家でのサミット父は無視される 玄也 
⑥三世代寄って我が家のサミットを⑥三世代 明次 
⑥サミットは飲み屋でやれば面白い 旅人 
⑦七カ国プラス中露の夢を見る 和幸
⑦何処の柿旨いか議論秘密基地 時雄
⑫サミットの力はがゆい議決権 はじむ 
⑫神無月出雲大社に神集う とみこ
⑭サミットで広島の傷世界知り 公誠