本年5月の定例釣行も、京都府宮津市里波見港から恒例となっている高級魚アコウ(キジハタ)・ガシラ等の根魚狙いの釣りとなった。
　昨年の釣り船は一心丸であったが、釣果は今一つであった事から高浜沖でそこそこ釣れたという実績がある安全丸に釣り船を変更した。
　釣行前日の１８日午後４時に京都縦貫道の由良川パーキングエリアに集合し途中スーパーで夕食の食材を買い５時過ぎに安全丸の仮眠所へ到着した。
　仮眠所では明日の船の座席をあみだくじで決め釣り談義をしながら夕食を取りひと段落した８時頃に少し早かったが就寝となった。
　翌朝は４時４５分に起床し５時には仮眠所の目の前のある安全丸が係留された港へ向かい、５時１５分頃に出船した。晴天で波も穏やか、船は伊根沖に浮かぶ冠島を左手に見ながら高浜方面へ向かい１時間を過ぎた頃に釣り場の高浜沖に到着した。
　根魚狙いの私の仕掛けは「胴突きの２本針仕掛け・錘は７０号」だ。餌は船の生簀に入れてある１０ｃｍあまりのカタクチイワシだ。
　船長が鳴らす「ポー」という合図を聞き釣り針にイワシを下顎から上顎へを抜いて取り付け仕掛けを投入した。ところが電動リールから道糸がうまく出て行かない。どこかで絡んでいるのか？。道糸を無理やり手でひっぱり出していくと何とか動き出した。（日頃の釣り具に対する手入れの悪さが出たのか？。）
　水深は５２ｍで数投目に大きな当たりがあった。まず上がって来たのは４０ｃｍあまりの黒ソイだった。その後は本命のアコウやガシラがぼつぼつ釣れた。１０時頃には当たりが停まって来たので置き竿をしていると竿先が大きく曲がり慌てて巻き上げてみると66ｃｍのスズキだ。うれしい外道が上がってきた。
　１２時半に納竿となり私の釣果はアコウ４匹・ガシラ５匹・チャリコと黒ソイ・スズキが各１匹で合計１２匹だったが、黒ソイやスズキと思いがけない魚が釣れ満足の良く釣行となった。
　今月の大物賞の対象はアコウで、阿部会員が３８ｃｍ、小川会員が３３ｃｍのアコウを釣り上げ獲得した。
　筆頭はアコウ１８匹にガシラ等９匹を加え合計２７匹を釣り上げた阿部会員が獲得した。
　昨年５月の根魚釣りではアコウは全体で９匹だったが、今年は５７匹と狙い通りの釣りができ、参加者全員がほぼ満足の行く釣行だったと思う。