そうりゅう会 句会入選句  
 
第310回 そうりゅう会 (3月度句会分)  令和7年3月

    《投句》19名    (投句句会) 
 
  特別課題『侮 』   田部 和幸選 
     (佳句)
 ひな人形仕舞い忘れていかず後家 信雄
 買いだめをすればよかった「森伊蔵」 高遠
  褐色美 浜で競った甲羅干し とみこ
 断捨離をし過ぎた部屋に悔い残す はじむ
 志望校春来る前に桜散る 敏彦
         (秀句)  秋の気配を感じます。
 仲直り取り持つ筈の酒が徒 英雄
         (軸吟)
 カタカナ語知ったフリして知らんまま 和幸和幸ズユキ
      共選A『めきめき』  奥 時雄選 
         (佳句)
 めきめきと進むデジタル追いつかず 輝好
 ルーキーの急成長に追い抜かれ 信雄
 めきめきと伸びる背丈に服が泣く 和幸
 めきめきと横に成長してしまい 旅人
 軋む音地震のたびに転居論 玄也英雄玄也
          (秀句)
 伸びた背に学力だけは追いつかず 敏彦
          (軸吟)
 AIの進歩が人知越す怖さ 時雄
     選B『めきめき』  園山 高遠選  
    (佳句)
 めきめきと進むデジタル追いつかず 輝好
 めきめきと背丈伸びても未だ子供 滋郎
 三歳児あっという間にワンパクに   和幸
 軋む音地震のたびに転居論 英雄
 二段ベッド帰省息子に軋み増し 信雄
     (秀句)
 めきめきと横に成長してしまい 旅人
           (軸吟)
 めきめきと売り上げ伸ばす日本食 高遠
     兼題 『 出発 』  今田 和宏選
       (佳句)
 満月で今日の夜逃げはとりやめる 敏彦
 百歳のローソク目指し喝入れる はじむ
 嫁ぐ朝無口の父が頷いた
 呱々の声高らかベビー世にデビュー 和幸時雄和幸
 出発は妻の化粧ののり次第 敏彦
    (秀句) 
 作り笑顔で母が手を振る無人駅 旅人
    (軸吟)
 どうせ逝くならしんがりを承る 和宏
   互選句  『 スピード 』 句頭の数字は得票                
⑤覆面と知らず追い抜き青切符 敏彦
⑤もたつきを嘲るように時は過ぎ 時雄
⑥AIについて行けない戦中派 和宏
⑥加齢かな歩きとしゃべり遅くなり 一男
⑥残された余命スピード控え目に 滋郎
⑥門松を外し気付けばクリスマス 和幸 
⑧出張が日帰りとなる味気なさ 英雄 
⑨早よ行って爺はのんびりマイペース 高遠
⑱即決が出来ぬ上司の保留箱 征治 
⑱のんびりと鈍行愛しひとり旅 明次