《投句》21名 (投句句会)
特別課題『善 』 田所 英雄選 |
(佳句) |
どうしたのあんなに良い子だったのに |
敏彦 |
無人レジ性善説で可能にし |
一男 |
善悪は問わず強者が勝つ戦 |
時雄 |
極楽行きの切符欲しさに功徳積む |
信雄 |
裏は善表は悪のヒール役 |
旅人 |
(秀句) 秋の気配を感じます。 |
寝る前に今日の善行振り返り |
信雄 |
(軸吟) |
笑い皺重ねた善に人集う |
和幸英雄ズユキ |
共選A『夜明け』 喜田 征治選 |
(佳句) |
妥協せぬ枕と夜明け待っている |
和宏 |
ウクライナ民の夜明けはまだ遠い |
憲 |
美女の夢夜が明けても覚めるなよ |
旅人 |
終電に遅れ始発の客となる |
喬雅明喬 |
殻破り夜明けを待ってセミになる |
玄也滋郎玄也 |
(秀句)㊥ |
明朝を信じ今宵も明かり消す |
時雄 |
(軸吟) |
残業と見え透いた嘘朝帰り |
征治 |
共選B『夜明け』 河邉 滋郎選 |
(佳句) |
余生では平和な夜明け望みたい |
信雄 |
雲海を破り新たな日が昇る |
雅明 |
春が来て新芽はじける夜明け前 |
憲和幸 |
ウクライナ民の夜明けはまだ遠い |
憲 |
辛い日々耐えて手にする我が夜明け |
英雄 |
(秀句) |
頑張ろう 夜明けの来ない闇は無い |
和宏 |
(軸吟) |
殻破り夜明けを待ってセミになる |
滋郎 |
兼題 『 眼 鏡 』 田部 和幸選 |
(佳句) |
色メガネ外し育む好奇心 |
明次 |
注意書き虫メガネでも見えぬ文字 |
旅人 |
スーパーも市場もあってパリもある |
一男 |
お眼鏡に適い掴んだ玉の輿 |
和幸敏彦和幸 |
裏のウラ読んでとぼける鼻眼鏡 |
和宏 |
(秀句) |
見えすぎる眼鏡にストレスが絡む |
和宏 |
(軸吟) |
百均の眼鏡で読書するトイレ |
和幸 |
互選句 『 家 族 』 句頭の数字は得票 |
⑤かしましい女系家族の雛祭り |
明次 |
⑤アイボ連れ花見に行く日すぐそこに |
高遠 |
⑤核家族集い笑顔の三が日 |
滋郎 |
⑥翔タイムだけは笑顔の老い二人 |
和幸 |
⑥お荷物の俺は家族の荷物持ち |
旅人 |
⑥永すぎて代替わりする拉致家族 |
せいじ |
⑦屋根の上家族になったノラ二匹 |
とみこ |
⑧大家族消えて寂しい写真帳 |
憲 |
⑨親爺の威厳給与袋と共に消え |
英雄 |
⑨親子でもけじめと書かす借用書 |
征治 |
⑪大家族早食いだった終戦後 |
時雄 |
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