《投句》21名 (投句句会)
| 特別課題『 見 』 小林 旅人選 |
| (佳句) |
| 見苦しい詐称ラブホの市長殿 |
征治 |
| サングラス猛暑を少し涼しくし |
高遠 |
| 高僧も地獄極楽見ていない |
時雄 |
| 一歩退く大事なものが見えてくる |
はじむ |
| 謝罪会見ロボット並び頭下げ |
はじむ |
| (秀句) 秋の気配を感じます。 |
| かたぐるま月のうさぎを探す孫 |
とみこ |
| (軸吟) |
| 恋煩い見て見ぬ振りのお医者さん |
和幸旅人ズユキ |
| 共選A『そろそろ 』 井上 輝好選 |
| (佳句) |
| 同期の訃報俺も近いかお迎えが |
敏彦 |
| またヒヤリそろそろ免許返納か |
滋郎 |
| 八十路前そろそろします終活を |
明次 |
| 断捨離をそろそろやって天国に |
喬高遠喬 |
| 十五年いつまで続く平社員 |
玄也 征治玄也 |
| (秀句)㊥ |
| そろそろの遺影写真は若過ぎる |
はじむ |
| (軸吟) |
| もう定時そろそろ行こか早いけど |
輝好 |
| 共選B『そろそろ 』 奥 時雄選 |
| (佳句) |
| 苛立たしそろそろ進む行列は |
輝好 |
| そろそろと佳境に入る長話 |
明次 |
| 朝帰り起こさぬように忍び足 |
敏彦幸 |
| 孫娘門限超過爺出番 |
信雄 |
| 八十路越え歩く速さに気が焦る |
輝好 |
| (秀句) |
| またヒヤリそろそろ免許返納か |
滋郎 |
| (軸吟) |
| 秒読みにならんと頭働かず |
時雄 |
| 兼題 『 時 代 』 田部 和幸選 |
| (佳句) |
| 昭和百年きょうの平和を噛みしめる |
和宏 |
| 令和から先の時代はあの世から |
滋郎 |
| 時代からこぼれた爺のコップ酒 |
旅人 |
| 猛暑続き男の日傘増えだした |
和幸憲和幸 |
| 通過駅時代遅れの発車ベル |
公誠 |
| (秀句) |
| 印籠を持てばかざしてみたくなる |
とみこ |
| (軸吟) |
| 入れ墨を令和時代に逆輸入 |
和幸 |
三会合同互選句 『 ライバル 』 赤:ほくりゅう会
冒頭数字は得票 緑:とうりゅう会
黒:そうりゅう会 |
| ⑤百寿競い勝てど相手はもういない |
けんじ |
| ⑤時過ぎて競いライバル星となる |
星影 |
| ⑤ライバルと競い破れて都落ち |
滋郎 |
| ⑥ライバルも喜寿をこえれば鉾おさめ |
高遠 |
| ⑥ライバルに最後は勝てた長生きで |
敏彦 |
| ⑥ライバルは自分だという負け惜しみ |
酒坊 |
| ⑦憎いけど居ないと寂しあの男 |
征治 |
| ⑧総裁選昨日の友は今日の敵 |
とみこ |
| ⑧ライバルに勝った負けたで技磨く |
明次 |
| ⑨マドンナが来れば竹馬の友も敵 |
和幸 |
| ⑨ライバルは今も川柳競う仲 |
いいいいぬまぬま |
| ⑩立ち向かう敵一番は認知症 |
早苗 |
| ⑫逝きて知る心の張りの屋台骨 |
英雄 |
| ⑫ライバルの靴が光っている気鬱 |
和宏 |
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