そうりゅう会 句会入選句  
 
第318回 そうりゅう会 (11月度句会分)  令和7年11月

    《投句》21名    (投句句会) 
 
  特別課題『 健 』   米井 とみこ選 
     (佳句)
 健康も金暇やる気三つ揃え 時雄
 健康が宝と老いて身に沁みる 時雄
  会えずとも友は健やか句で分かる 英雄
 健康が気になり過ぎてノイローゼ 旅人
 健康が一番大事命より 旅人
         (秀句)  秋の気配を感じます。
 不都合は健忘症と言うて逃げ 征治
         (軸吟)
 ランニング靴ウエアーをまず揃え 和幸とみこズユキ
      共選A『あらあら 』  河邉 滋郎選 
         (佳句)
 年金の目減りあらあら又値上げ 和宏
 大好物あらあら賞味期限切れ せいじ
 あらあらと化けて楽しむハローウィン 明次
 若人の荒々しさは伸びしろだ 一男
 あらあらと見違うほどの変わりよう 玄也 輝好玄也
          (秀句)
 あらあらで済ますおかんの肝っ玉 敏彦
          (軸吟)
 正座してあらあら立てぬこれも歳 滋郎
     選B『あらあら 』  寺川 はじむ選  
    (佳句)
 ストレスが溜まりあらあら鬱になる 滋郎
 正座してあらあら立てぬこれも歳 滋郎
 食べこぼし爺は孫からお説教  征治
 あらあらで済ますおかんの肝っ玉 敏彦
 何をしに二階へ来たかまた下へ 公誠
     (秀句)
 あらあらと笑顔で叱る内は良い 一男
           (軸吟)
 でしゃばって重い荷物を背負わされ はじむ
     兼題 『 優 雅 』  喜田 征治選
       (佳句)
 花一輪優雅さ添える部屋の主 英雄
 練り歩く夫見直す秋祭り とみこ
 張りこんだ優雅な宿も馴染まない はじむ
 「ひやおろし」カラスミ添えて夢心地 和幸信雄和幸
 ポケットに使える金が十五万 公誠
    (秀句) 
 風雅とは縁ない暮し秋刀魚焼く 和宏
    (軸吟)
 猛暑とは気付かなかった軽井沢 征治
   互選句  『 レッスン 』  句頭の数字は得票            
⑥手解きを受けても出せぬ祖母の味 敏彦
⑦教え魔でハンデ三十嫌われる 征治
⑧レッスンを受けて素質の無さを知る 滋郎
⑨ミスしてもセンスがあると講師褒め 英雄
⑩秋祭り子らが揃って打つ太鼓 とみこ 
⑩日本語も危うい爺が英会話 旅人
⑩昭和の子塾はソロバンだけで済み 和幸 
⑩手習いの手からこぼれる卒寿坂 和宏