8月度釣行の記録
- 本命のヒメアジ・アカイカに恵まれず -
☆釣行日: 8月6日(木) 4:10〜11:00PM 曇り 最高気温:28℃ 水温:28.0℃ 波:
0.5m うねり 2.0m
☆釣り場: 白浜沖
☆狙い目: [前半]・・・アジ、サバ、ヒメアジ [後半]・・・アカイカ
☆参加者: 8名 (阿部[記]、園山、堀口、城市、吉中、林田、小川、青木)
☆概況:梅雨明け間もなく台風8号が発生した。本日は、我が釣り同好会の8月の月例会だ。昨年に引き続き南部堺港〜築山丸で夕暮れまで【ひめあじ】を狙い、その後【あかいか】に転進し、午後11時頃納竿予定のダブル釣行である。
波が心配なので、朝、船長宅に電話すると、<少し波ある程度で、まあ、大丈夫>との返事であったので現地に向かう。
全員、御坊のフィッシングオーシャンで落ち合い、各自仕掛けなど半夜に対応する餌を補充し、国道42号線を走るが、道すがら海岸に打ち寄せる波はかなり荒い。この波をどう表現すればいいのだろうか、荒いと言うより大きな大きなうねりだ。どぉっと押し寄せるこの波、これは曲者だ。
午後4時頃、南部堺の築山丸の係船場に着き、早速、船長と一年振りの再会を喜びクーラーに氷を詰め出船する。左舷側に見える白灯台にはやはり大きなうねりが襲っている。
出船して30分後、白浜沖の水深50mラインに到着し、船長の合図で第一投、2ヒロ上げて餌のアミエビを振ると【いさぎ】特有の当たり、ガリガリと来る。釣れたのは27〜28cmの【いさぎ】と20cmの【あじ】のダブルだ。天秤フカセの3本針に【あじ】混じりにトリプルもあるが、どうも、盛期の【いさぎ】に比べると明らかに体色が黒い。瞬間、あまり旨そうには感じなかった。
当たりが止まるとその都度錨の打ち変えをしてくれるが、【いさぎ】【あじ】は顔を見せるもこれはあくまでも外道で、本命の
【ひめあじ】はまだ誰にも出ない。【ひめあじ】は昨年もだめでその前になるのでもう2年前になる。
本命が釣れないまま時間はどんどん過ぎ、船長がもうこれまでと判断【あかいか】に転進する。ポイントは南下すること10分の椿沖に投錨。仕掛けを下ろすと潮が大変速く、80号の錘でもとうてい底も取れない。今日は大潮の満月、先人の弁によると【いか】釣りには最悪の日だ。
実は、我々の釣行日は<月の第2木曜日>と決められているが、8月に限り、第2木曜日はお盆とかちあうため一週間早めたが、幸いにも高速代は行きも帰りも1,000円でラッキーであったが、世の中そんなに旨く行くことばかりではない。
船長もこの潮では釣りにならないと判断、島影に移動しようと見老津あたりまで下がるが、ここも同じく潮が飛んでいる。中空にはこの不調を心配してか?、満月が煌々と耀いている。
最後の手段、南部港まで戻る。どうにか竿は出せそうな潮で、投錨される。さあ、これからだ、と全員電動のスイッチをOnにしスローで巻くも反応は皆無である。全員、必死に棚を探っても棚ぼけで浮きスッテは空のまま上下する。よく釣りに行くが、お医者の車で悪い方へ悪い方へ行く時は、最後はいい方へ行くためしはあまりない。最後まで悪い方へ行くようだ。海面上の投光に集まる小魚も皆無で、たまに【とびうお】が飛ぶ程度である。本日はもうここまでと午後11時に力尽きる。
有志8名の参加で【あかいか】の顔を見たのは、5名で都合8匹であった。残念ながら3名の勇士は見事に討ち死であった。釣れてもリベンジ、釣れなくてもリベンジの同好会の面々はいつも元気である。
陸に上がり、ほっと一息。氷を補充し帰るひととき船長より恒例のお土産の【ながれこ】を頂戴する。恒例と言ってなんだが、毎年この時期いつも用意してくれている。つい最近解禁されたと言っていた。
出港前全員で |
釣り場(白浜沖) |
同左 |
青木会員 アジをダブルで |
城市会員 大物賞をゲット! |
<ぼうずこんにゃく>
標準和名=あじ科=むろあじ属=あかあじ
むろあじ属では最高に旨く、特に、刺身が絶品。呼び名・方言で【ひめあじ】とも言う。
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