☆概要：
　一年は早いものだ、今年もいよいよ最後の定例釣行となった。締めくくりは例年通り、忘年会を兼ねて「白浜御苑」に前泊し、翌日紀伊田辺海上釣り堀「まるちょう」で青物＆真鯛を狙う事となった。
　今回は参加者が7名と少なく、少し寂しいが、例年通り15時30分に御坊の餌屋「フィッシングオーシャン」で待ち合わせて合流し、各自好みの餌を仕入れて「白浜御苑」に向かった。余談だが毎年利用するこの餌屋、餌の値段は若干高いのだが、この時期に限り、店の入り口に獲り放題の甘いミカンが山積みされている。今回は私を含め、こっそりレジ袋を持参した会員もチラホラ。小さくて見栄えは悪いが、実に甘くて美味しいミカンなのだ。
　さて、私は今回の釣行では、青物を中心に狙おうと決めていた。臨時釣行でよく行く「田尻釣り堀」は、青物の放流が少ない上に、家族も贅沢になり、真鯛のお土産では余り喜ばなくなってきたのだ。仕掛けも餌も青物用を中心に準備し、クーラーボックスも一回り大きいものを新規に購入して持参した。
　朝8時過ぎに渡船に乗り込み、約2～3分で釣り筏に到着。筏の位置が昨年までよりも、港に近くなっているようだ。隣にある一般筏を見ると釣り人は2人しか乗っていない。前夜に抽選で決めた自分の釣り座に陣取り、釣りの準備に取り掛かっていると、もう既に騎馬会員の竿が曲がっている。続いて阿部会員も竿を曲げ、ご両人とも綺麗な居残りの真鯛を釣り上げて、順調な滑り出しのようだ。
　私は真鯛が放流されるまでは、青物を狙おうと太仕掛けに、冷凍イワシやカツオの切り身を餌にして臨んだが、一向に当たりが無い。9j時ごろ真鯛が放流されたので、仕掛けを真鯛狙いに切り替えたが、依然として私には当たりが無い。その間も対面の阿部会員と小川会員はコンスタントに真鯛を上げていた。
　午前11時、いよいよ青物（メジロ、カンパチ)と真ハタの放流だ。各人の竿を一本に制限し、本日のクライマックスを迎える。最初にメジロを掛けたのは小川会員。掛けたメジロを直ぐに上げず、筏の中を走り回らせて、筏全体を活性化させている。余裕だ。私には相変わらず当たりがないが「ウキよ沈め！」と念じているその時に、12号の玉ウキが一気に水中に消し込んだ。数秒我慢して食いこませた後に合わせを入れると、ズッシリ重たい手応えがあって、久々に強烈な引きを堪能した。射止めたのは75㎝の丸々太ったメジロ。これで一気に調子づいたのか、その後も78㎝と76㎝のカンパチを2匹加え、ラッキーにも青物３匹をGET出来た。無風好天のもと、今年最後の釣行を最高の形で終える事が出来た。
　餌をこまめにローテーションさせた事と、活きアジの餌は、当日に筏の外側でサビキで釣ったやや小ぶりのアジを使って、餌を安定させた事が釣果につながったと思っている。今年一年の無事故に感謝し、来年も又、楽しい釣りが出来る事を願いつつ、家路を急いだ。

前夜の夕食バイキング	2次会で盛り上がる	広い白浜御苑のロビー	久保田会員	城市会員
小川会員	阿部会員	衣川会員	大物賞の4人	好天で何よりでした