令和元年の月例会もいよいよ最終回を迎えた。今回は海上釣り堀海釣ぽーと田尻へ7名(会員の友人1名)が12月18日に集合。小雨の降る寒い朝で条件は決して良くない釣行日で貸切生簀7号が我々のフィールドである
抽選の結果、南西に釣り座が決まる。釣り開始前にマダイの放流で活性を上げてくれる。前回、10月18日に同じ貸切7号生簀に来たときは南西の隅しか活性が上がらず、全員がかたまって釣った記憶がよみがえり場所的には申し分なしである。直に南の釣り座の騎馬会員、久保田会員にマダイがヒット。やはり≪釣り座は南≫のジンクスは破られていないと意気込むが、その後30分経ち40分経ち沈黙の世界だ。
第2回目の放流はクロソイでウグイの生き餌の人には食ったが他の餌には見向きもしない。この時点ではまだ1尾の魚の顔を見ていないので焦りの境地だ。と言っても魚の顔を見ているのは3名〜4名で当日の潮位は午前7時よりどんどん増し午後0時が満潮の潮で、生簀中央を狙う。
生簀中央の深場へ団子で投入。浮子が立ち手前にチョンチョンと誘ってくると本日初めての当たりが浮子を押さえた。焦るな、焦るな。待てよと。2尾目も団子にすぐに来た。
第3回目の放流はトラフグで、あまり放流場所から離れないので北の釣り座でバタバタとあがる。生アサリで釣る人、魚餌で4名がトラフグの顏を見た。南の釣り座の人にはトラフグは釣れなかった。
最終放流はマダイで、当日のマダイの活性はいいのか、小川代表はクロソイ狙いのウグイにきたり青物狙いの生餌にきたりを見て、マダイ1本に絞る。狙いは生簀中央の深場で、餌も動きのいい≪石ゴカイ≫≪シラサエビ≫を主に団子をローテーションし待ちの釣りに徹する。生簀の中央から手前にチョンチョン誘ってくると浮子に変化がでる。変化を見ても誘い大きく合わす。このマダイは大きかったが5尾目を取り込み寸前にバラス。少し場所を休ませ思い切って浮子下を50cm深くし再度中央へ投入。誘い間もなく浮子が消込み始めた。道糸をゆっくりゆっくり巻いてくると手元にダイレクトに衝撃がきた。大きい。大物賞間違いなし。鉤をはずす段階でおどろいた。同じ鉤が2本口に掛かっていた。言うまでもない、先ほどバラシた鉤に間違いない。こんなことってあるのだろうか、魚には痛覚はないのか。
6尾目に来たのは背びれに≪大当りマダイ≫の勲章をつけており、7尾目が釣れた時を潮時に午後1時納竿する。本日の圧巻は何と言っても騎馬会員で4kgオーバーのよく肥えたメジロをヒットさせたことである。
最後に一言。釣具一式、カメラ、バケツ、タオル等を入れたバッカンを忘れ釣りに行くドジを演じた。一体、どのような魚を釣ろうというのだ。仕掛け一式は小川代表から頂戴し事なきを得たが、一人釣行であればどうなっていたのか、冷や汗ものだ。持つべきものは友を痛感した一日だった。
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