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「風」俳句会
 吟行記録

●平成29年5月11日に実施しました吟行句会は「世界の花に出会う旅」を楽しむ句会となりました。 と云っても、世界中を飛び回ったわけではありません。1990年に開催された【花博】の会場「鶴見緑地公園」にある【咲くやこの花館】で、熱帯から砂漠など、 世界のあちこちに咲く、珍しく美しい花々を愛でながらの楽しい吟行会となりました。句会は館内の一角をお借りして行いました。句会の後は、心斎橋にあるとてもしゃれた、 落ち着いた雰囲気の中国料理店「愛蓮」で美味しいランチを楽しみました。

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新年の兼題は「破魔矢」「笑初」「当季雑詠」とし、
事前に投句された句(計66句)から、会員の選句、句評が交わされました。

〇 肩車揺れる破魔矢と風船と  園山 康保 作
 (句評から)初詣の参道は人・人・人で身動きがとれない、子供は尚大変で
  お父さんの肩車姿をよく見かけます。歩くたびに破魔矢の鈴も鳴り、出店
  で買った風船も一緒に、この一年の無事を祝っている様です。

〇  相応の皺に埋まる初笑顔    奥田  剛 作
 (句評から)顔の皺もお互いに気にすることもなく
   新年の会話を交わす、とても和やかな新年の雰囲気が詠まれた句です。

〇 おだやかに元朝の空仰ぎ見ゆ  国包すみ子 作
  (句評から)元日のおだやかな朝空を大きく詠まれており、新年の
   すがすがしさをよく読まれた句です。

〇 初夢にあの女浮かびて老いの恋  森  忠郎 作
  (句評から)佳句とは云えずとも、みなさんの大笑のあった句です。人は
   何才になろうとも、あこがれや恋・ときめきを持ち続けたいものですね。

〇 地吹雪やアイヌ翁の語る過去    豊田 美帆  作
  (句評から)千島・北海道を古来から居住地としていたアイヌ民族の
   しいたげられた哀史を語る翁の過去を、地吹雪になぞらえて詠んだ
   秀句です。 
〇 荷物持ち妻に牽かれて年暮るる  和住 明次  作
  (句評から)川柳みたいで楽しい句です。元気な奥さん
   婦唱夫随(笑い)が見えて来ます。本年もきっと奥さん元気でしょう。
 

■過去の吟行記録(クリックすると開きます)

  ●平成28年11月の句会は、生駒山の中腹にあります 「宝山寺」への吟行会を実施しました。
  ●平成27年5月の句会は、岸和田方面への吟行会を兼ねて実施しました。
  ●平成26年11月の句会は、関西在住のメンバー5名で京都嵐山方面に出向きました。
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  社友会室までメール又はFAX(06-6794-8850)でお願いします。
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